人気キャラクター紹介14回目に登場するのは『タイガーマスク』
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漫画とアニメの最終回を中心に作品の内容を見てみましょう。
講談社の漫画雑誌「ぼくら」で『タイガーマスク』の連載がスタートとしたのは1968年。
原作は日本のスポ根漫画を語るときに欠かすことのできない大御所、梶原一騎です。
作画を担当したのは辻なおきで、このコンビは同年にジャイアント馬場の半生記を描いた『ジャイアント台風』の連載も開始しています。
『タイガーマスク』のあらすじは、主人公の伊達直人が自身が育った孤児院にファイトマネーを寄付をするために悪役レスラー養成機関「虎の穴」を脱退し、組織からの刺客とプロレスで闘うというものです。
現実の格闘技に殺人にも抵抗がない集団をストレートに登場させてしまうあたりは、梶原一騎独特のセンスが端的に現れていると言えそうですね。
『タイガーマスク』のTVアニメがスタートしたのは同じ年の10月から。
日本人レスラーが実名で登場することや身に付いた反則技を咄嗟に使ってしまう伊達直人の苦悩などは同じように描かれますが、最終回は、子供をかばって交通事故で死亡することで正体不明のままとなる漫画と、
ラスボスとの死闘でマスクが脱げ、タイガーマスク=伊達直人であることが明らかになるアニメとで対象的な結末が描かれました。
興味のある方は両方を見比べると面白いのではないでしょうか。
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