1968年、「マルサン」元社員によって設立
今回ピックアップした「ブルマァク」は、前回ご紹介した「マルサン(マルサン商店)」が1968年に倒産したのを受けて、同社の元社員の方3人によってその翌年に設立されたおもちゃメーカーです。
力強さをイメージして当初はブルマークと命名する予定でしたが、画数を考慮して「ブルマァク」にしたと言われています。
ブルマァクといえば怪獣ソフビ!
多くの方がブルマァクを知るきっかになるのは、やはり大ヒットした怪獣や変身ヒーローのソフビではないでしょうか。
ウルトラセブンなどの再放送によってブームが復活したソフビが数多く作られたのは1970年代初頭から中期にかけて。
1990年代以降にバンダイなどによって復刻版がリリースされていることからも、この時代のソフビが今も高い人気を保っているのが実感できます。
少年たちはブリキのヒーローに憧れました
ではブリキのおもちゃは? キャラクターものに強みを持つブルマァクらしく、ブリキのおもちゃでもその路線を踏襲しています。
後述する歩行ロボットをはじめ、ヒーローや怪獣が三輪車にまたがるユーモラスなゼンマイ式のブリキのおもちゃが販売された製品のごく一部にすぎないことを思うと、いかに多彩な商品展開をしていたかがお分かりいただけるでしょう。
歴史の終わり、そして鐏三郎氏による「新生ブルマァク」
ブルマァクは第一次石油ショックなどの影響により1977年にその歴史を終えましたが、その後、2008年に創業者の1人である鐏三郎氏によって新生ブルマァクが設立され、アイテムのネット販売などが行われています。
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トーイ店長
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