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「オーディオとは何か?」と聞かれて正確に答えられる人は少ないかもしれません。
ほとんどの人は「音楽を聴く機械」といった認識ではないでしょうか?
もちろんこれでも間違いではないのですが、本来はもっと奥が深いものなのです。
今回はオーディオについて少し詳しく説明していきます。
■オーディオとは?
オーディオとは正確にいうと、オーディオセット・オーディオシステム・オーディオ機器と呼ばれる、音楽を聴くための機器になります。
その機器とは大きく分けて、音を読み取って再生するための「プレーヤー」、音量や音質を調整する「アンプ」、音を出力する「スピーカー」の3つがあります。
現在ではパソコンやスマホで音楽を聴く人が増えており、これらを別々に所持している人は減ってきています。
・プレーヤー
プレーヤーはいくつかの種類があり、技術の進歩によって形を変えてきました。
これまでラジオを聴くためのAM/FMチューナー、レコードを再生するアナログレコードプレーヤー、カセットテープを再生するカセットデッキ、MDを再生するMDプレーヤーなどがありましたが、現在でも最もよく使われているのはCDプレーヤー、SACD プレーヤーになります。
・アンプ
アンプは音量や音質を増幅する音響機器です。
通常、プレーヤーが出力する音は小さいため、アンプがその音を大きくして聴こえるまでにしてくれます。
大きくするだけでなく、音質を調整する役割もあります。
アンプの種類はいくつかあり、主に使われているのは、プリメインアンプ・インテグレーテッドアンプです。
アンプは大きく2つの要素から構成されています。
セレクターとしての機能を持ったプリ部分、電源としての機能を持ったパワー部分です。
プリメインアンプ・インテグレーテッドアンプはその2つの部分を一つにしたアンプなのです。
プリ部分のみを有したものをプリアンプ・コントロールアンプと呼びます。
また、パワー部分のみを有したものはパワーアンプといいます。
ほかにもAVアンプというものがありますが、Vはヴィジュアルを表し、プリメインアンプにヴィジュアル機能を追加したものになります。
映像出力端子・デジタル端子・光端子出力端子などを搭載しており、音楽だけでなく映像を見ることもできます。
そのため、ホームシアターを作る用途などによく使われます。
真空管アンプは、真空管を利用してアンプ(増幅回路)をつくり、スピーカーを動かすものです。
・スピーカー
スピーカーはプレーヤーで読み取られ、アンプで増幅された音を出力する機器です。
スピーカーは通常、ステレオ再生で聴くために2つペアで使用されます。
出力機器としては、わたしたちに馴染みの深いイヤホンやヘッドホンも、形が違うだけでスピーカーと同じ役割をしているといえます。
オーディオのスピーカーで一般的に馴染みがあるのは、ブックシェルフスピーカーと呼ばれるものでしょう。
このスピーカーはコンパクトに設計されており、本棚にも収まることからこのように呼ばれています。
ミニコンポにも基本的にこのスピーカーがセットになっています。
ただし、その小ささのためユニット数が限られてしまい、低音域の出力は少々苦手です。
低音域にこだわらず、省スペースを希望するなら良いスピーカーといえるでしょう。
本格的に音楽を楽しみたいのなら、フロア型スピーカーがいいでしょう。
かなりの大きさがあり、床に直接置くタイプです。
ものによっても大きさは違いますが、人よりも大きいものもあり、値段も高いものだと数百万円台のものもあります。
低音域の再生を得意としており、価格が高くなるほどその音質もよくなります。
設置する場所が広く、音質にこだわりたい人にはおすすめのスピーカーです。
トールボーイ型スピーカーもフロア型と同じく背の高いスピーカーですが、横幅はスリムです。そのためテレビの横に置きやすく、ホームシアターでよく使われています。フロア型ほどではないですが、大きさがあるため低音域の音質が良いです。フロア型の大きさのデメリットを補っていますので、音質にある程度こだわりたいが場所はとりたくないという人におすすめです。
本来これらの機器は別々に揃えるのが普通で、最低限これらの機器がないと、音楽を聴くことはできません。
「持ってないけど聴けている」という人は、ミニコンポやシステムオーディオといった機器を持っているのではないかと思います。
これらの機器は、プレーヤー、アンプ、スピーカーなどがセットになっているため、音楽を聴くことができるのですね。
iPodやウォークマンなどの小型のプレーヤーなどの小さいものでもこれらの機能を有しており、スマホでさえすべての機能を内蔵しているのです。
■まとめ
普段何気なく聴いている音楽機器にも、様々な種類があることがおわかりいただけたでしょうか。
本当に良い機器を使うと、いつも聴いている音楽がまったく違う聴こえ方になります。
今回の記事で興味を持たれましたら、ぜひ試して自分だけのオーディオシステムを作ってみてください。
■追記(SANSUIのレトロなオーディオ)
レトロデザインのオーディオ機器が、老舗メーカーSANSUIから販売され話題です。
「若い人の間でも注目される “昭和” のレトロなテイストを前面に打ち出しながら、さらに音質や使い勝手、機能を究めました」
「(略)小型の音響製品で課題として指摘される “音割れ” とは無縁の迫力ある豊かな低音を響かせるのが特長のひとつ。かなりの大音量でも楽しめますよ」
とのこと。
他社とは明確に異なるコンセプトで差別化できているところが新生SANSUIの強みになっています。